様々な脱毛症 女性特有の薄毛

薄毛とは、一般的に男性に多いお悩みというイメージがありますが、ここ近年では女性の薄毛のお悩みが増加しています。
女性の薄毛の原因は主に加齢、ホルモンバランスの乱れ、間違った頭皮ケア、女性の社会進出の増加に伴うストレスの増加などが挙げられています。
人間の髪の毛とは元々、ヘアサイクル(毛周期)というものがあり、髪の毛は日々作られ、それと同時に寿命を終えた髪の毛は抜けていきます。
一般的なヘアサイクルの場合、一本の髪の毛の寿命は約4年から6年ほどです。髪の毛が作り出され、時間とともに産毛から太いしっかりとした髪の毛へと成長します。
6年経過するとその髪の毛は抜け、休止期を経て、同じ毛根から新しい髪の毛が作られていきます。
6年間生え続けていれば髪の毛はしっかりと成長しますが、ストレス、出産、過度のダイエットなどによるホルモンバランスの乱れや特定の男性ホルモンの影響によってヘアサイクルが乱れることにより、薄毛が進行していきます。
一度乱れてしまったヘアサイクルは自然に戻ることは稀で、元に戻すためには専門的な治療が必要となります。
女性の薄毛治療は近年の治療効果はめざましいものがあります。一昔前まで女性の薄毛の要因は「加齢」「ストレス」と片付かれていましたが、現在は様々な病因が解明されてきました。当院では、薄毛の原因を明らかにして、一人ひとりに合わせた適切な治療を行うことが大切と考えています。
現在の毛髪や頭皮の状態は一人ひとり異なり、同じ治療方法ですべての方が改善できるというものではない為、患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療が必要となります。

正常なヘアサイクル

正常なヘアサイクル

脱毛症によって乱れたヘアサイクル

脱毛症によって乱れたヘアサイクル

様々な脱毛症

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症とは

びまん性脱毛症とは、頭部全体の毛髪が薄くなる女性特有の脱毛症です。
男性に多いAGA(男性型脱毛症)のように生え際から頭頂部が薄くなる脱毛症とは異なり、頭部の広範囲にわたり症状が現れます。本来10%の休止期脱毛が20%に増加することで起こる脱毛症です。
症状としては、抜け毛の増加から頭髪全体のボリューム感の減少、地肌が透けて見えるような症状がみられます。
症状の進行のスピードには個人差があり、急激に抜け毛が増え、数か月で一気に地肌が目立つようになる場合もあれば、数年かけて徐々に進行する場合もあります。
状態にも大きく個人差があり、ずっと進行が止まらない方、途中で進行が止まる方、進行が止まっても元に戻らない方など様々な状態があります。
元々のヘアサイクルが乱れることによって一度抜けた毛髪が自然に戻ることは稀です。
生活環境が変わってストレスを多く感じ、抜け毛が増えてきた方や、出産後から抜け毛が多く、進行が止まらない方、徐々に薄くなっているが、様子を見ている方などは何もせず様子を見ていても自然に改善することはほぼありませんので、早期の治療が必要となります。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症の特徴

  • 短い軟毛が抜けるのではなく、長い硬毛が抜けます。
  • 生え際の後退や軟毛化は通常ありません。
  • 頭頂部だけではなく側頭部の髪がやや細い(疎毛化)のも特徴です。
  • 易抜毛性はありません。

びまん性脱毛症の原因

びまん脱毛症には特定の要因がなく、根本的に一番影響を与えている原因が何かというのは現在も解明されていません。

●びまん性脱毛症の要因といわれるもの
(1)精神的ストレス、疲労 (2) 過度のダイエット (3) 食生活の乱れ
(4) 睡眠不足 (5) 老化 (6) 遺伝 (7) 甲状腺疾患 (8) 貧血

女性男性型脱毛症(FAGA)

女性男性型脱毛症(FAGA)とは

女性男性型脱毛症(FAGA)とは、生え際から頭頂部にかけて抜け毛が増加し、それと同時に毛髪が軟毛化することによって地肌が透けて見えるようになる脱毛症です。最初は太い毛髪が抜けていき、徐々に細く弱々しい毛が抜けるようになり、男性に一番多いAGAと似た症状が出ます。
ですが男性の生え際の後退(M字)、頭頂部がすべて抜ける症状とは異なり、最終的にすべて抜け落ち、ツルツルの状態になることはなく、毛髪が細くなり生え際から頭頂部の範囲の毛髪が疎らになり、密度が減少した状態となります。
女性のAGAの場合40代から発症する割合が多く、高齢の方に多く現れることが多いです。これは、加齢とともに女性ホルモンが低下し、更年期に女性ホルモン分泌が減少し、相対的に男性ホルモンが過剰になるために発症しやすくなると考えられています。ただし、血中男性ホルモン値が高いわけではありません。このあたりが、女性のAGA治療を難しくしている要因で、男性と違って、2型5-αリダクターゼが多いわけでもありません。

女性のAGA

女性男性型脱毛症(FAGA)の特徴

  • 主に頭頂部の軟毛化を伴う密度低下が起こります。
  • 前頭部の軟毛化を伴う後退や角額の後退を生じることもあります。
  • 30代前半に気付く場合が多いです。

女性男性型脱毛症(FAGA)の原因

女性のAGAは加齢に伴う女性ホルモンの減少による男性ホルモンの優位にあります。
ですが近年、若い年代の方に発症することも増え、年齢に関係なく発症するとも言われており、ストレスや過度のダイエットによるホルモンバランスの乱れなども要因となる場合もあります。

●FAGAの要因といわれるもの
(1)ストレス (2)食生活の乱れ (3)睡眠不足 
(4)加齢による女性ホルモンの減少(5)喫煙、飲酒 (6)ピル(経口避妊薬)の服用
(7)過度のダイエット (8)栄養不足 (9)貧血

円形脱毛症

円形脱毛症とは

円形脱毛症とは、単発型、多発型、全頭型、汎発型などいくつかの種類があり、症状の出方にも個人差があります。
いわゆる10円はげは単発型ですが、それが、複数できる場合は多発型となり、その範囲が広がりすべてつながると全頭型となります。
他の脱毛症と比べ進行のスピードが速く、病的な抜け方をし、疎らに薄くなるわけではなく、発症部位はすべて抜けてしまいます。抜け毛が続いているときには頭皮の痒みや痛み、しびれるような症状が出ることも特徴の一つとなります。円形脱毛症は、自己免疫疾患によるもので、原因としては、精神的ストレスや薬剤によるアレルギー、ウイルス感染、頭皮疾患などによって毛包由来の自己抗原をターゲットにした自己免疫反応が誘発されます。
アトピー体質を持っている方に起こりやすい事もあり、アトピー皮膚炎と円形脱毛症には密接な関係があるとされています。
幼児期に発症するケースもあるため、一概にストレスなどによるものと断定することはできません。
円形脱毛症の患者分布は30歳以下で発症する割合が80%、特に15歳以下で発症する割合が全体の4分の1と若い世代に多いのが特徴です。

円形脱毛症の特徴

  • 脱毛斑が円形または楕円形であり、境界が比較的はっきりしています。
  • 頭皮に痒み、痛み、違和感があります。
  • 抜けた髪の毛の毛根の部分が、細く尖った状態になります。
  • 脱毛斑の周囲の毛を引っ張ると簡単に抜け、痛みもほとんどありません。

円形脱毛症の原因

(1)自己免疫疾患 (2)アトピー素因 (3)精神的ストレス (4)遺伝 (5)出産

分娩後脱毛症

分娩後脱毛症とは

分娩後2~3カ月以内に生じる脱毛症です。びまん性脱毛症と同じ様相を呈します。
妊娠後期に女性ホルモンが増加し、ヘアサイクルの成長期が延長され退行期に移行しなくなります。分娩後は2~3か月でホルモンバランスが元に戻るため、
成長期から急速に休止期に移行するため今までの成長期で多く生えた髪の毛が一気に抜ける為、抜け毛が多くなります。
元々抜けるはずだった髪の毛が抜けるべき時に抜けず、長い成長期を経て、その後まとまって抜けてしまう為、一時的に見た目も薄く感じてしまいます。
症状としては、抜け毛の増加から頭髪全体のボリューム感の減少、地肌が透けて見えるような症状がみられます。
前頭部生え際から後退することもあります。通常分娩後6カ月には正常に回復しますが、高齢出産などで体力の回復が遅い場合は自然回復しにくいと言われています。ピルを内服している女性で、中止後に脱毛が同様に目立つこともあります。

分娩後脱毛症の特徴

  • 分娩後、急激に抜け毛の量が増えます。
  • 通常、6か月ほどで元の状態に戻ります。
  • 出産によるホルモンバランスの乱れではなく、妊娠、出産によるストレス性の場合びまん性脱毛症に移行し進行が続きます。
  • 硬く、しっかりとした硬毛が抜けます。
  • 通常分娩後6か月ほどで正常に回復します。

分娩後脱毛症の原因

(1)妊娠、出産に伴う、一時的な女性ホルモン(プロゲステロン(黄体ホルモン))の増加
(2)出産後のヘアサイクルの正常化

脂漏性脱毛症

脂漏性脱毛症とは

皮脂腺の炎症(脂漏性皮膚炎)などが原因で起こる脱毛症です。頭皮に湿疹、強い痒み・痛みがあり、フケが多いのが特徴です。
ホルモンのバランスの乱れなどにより皮脂腺に過剰に皮脂が分泌され、皮脂が毛穴を塞ぐ事で毛穴周辺部や毛根が炎症を起こします。
毛穴が皮脂によって塞がれてしまうことにより、毛穴内部で雑菌などが繁殖し、毛根にダメージを与え、毛髪を抜けさせてしまいます。
脂漏性湿疹による脱毛は相当重い状態です。多少の皮脂で髪の毛が抜けることはありません。
脱毛の症状が出るころには湿疹やかゆみは強く出ている状態の場合が多いです。
まずは、脱毛が始まる前に、治療で脂漏性湿疹を改善することが重要です。

脂漏性脱毛症の特徴

  • 脱毛が起こる前に頭皮に強い炎症が出ます。
  • 強い痒み、痛みがあります。
  • フケが多く出ます。
  • 頭皮に赤みがあります。

脂漏性脱毛症の原因

(1)ホルモンバランスの乱れ (2)精神的ストレス (3)間違った頭皮ケア
(4)ヘアワックス、スプレーの多量使用 (5)シャンプーのすすぎ残し
(6)食生活の乱れ (7)睡眠不足

牽引性脱毛症・圧迫性脱毛症

牽引性脱毛症・圧迫性脱毛症とは

ポニーテールやヘアピン、かつらなどの物理的外力により、毛が引き抜かれたり、毛幹が破壊されたりして起こる脱毛症です。同じ分け目にすることも牽引性脱毛症を引き起こします。
長年同じヘアースタイルや分け目をしていて、常に同じ部位に負荷がかかっている状態が続くと髪の毛が切れたり、弱ってしまうことによって地肌が透けて見えたり、局所的に密度が減ってしまいます。
常に同じヘアースタイルにするのではなく、髪の毛を下ろしたり、分け目を変えてみたりすることも対策の一つとなります。
物理的ダメージを極力避け、頭皮のマッサージなどによって血行を促進することで髪の毛を守ることが大事になります。

牽引性脱毛症・圧迫性脱毛症の特徴

  • 分け目の地肌が見えやすくなります。
  • ポニーテールなど髪の毛を束ねて結んでいる部分の密度が減っていきます。
  • 切れ毛、枝毛が目立ちます。
  • 髪の毛が細く、軟毛化します。

牽引性脱毛症・圧迫性脱毛症の原因

(1)長年分け目を変えていない、ポニーテールなどによって毛幹部分への外的負荷
(2)頭皮の血行不良 (3)過度のブラッシング

薬剤性脱毛症

薬剤性脱毛症とは

薬の副作用で起こりうる脱毛症です。抗がん剤、ヘパリンとヘパリン類似物質、インターフェロンα、エトレチナート(乾癬の薬)、バルブロ酸(双極性障害の薬)、カルバナゼピン (てんかんの薬)などの薬で脱毛症がおこりやすいです。
一番多いケースは抗がん剤投与による脱毛。これはご存知の方も多いかと思います。
これらの薬は癌細胞や菌類の活性化を妨げる働きをもっています。
ですが、それと同時にその他体の様々な細胞、そして毛根(毛母細胞)にも作用するため同時に副作用として脱毛症を発症します。
薬剤の働きによって投与数週間~数カ月後から脱毛が始まり、頭部全体の毛髪が抜け落ちます。薬剤の投与中に改善することはありません。
育毛剤などを使用しても回復は難しいものです。ですが、薬剤の投与が終了すれば、数か月かけ自然に髪の毛の再生が始まります。

薬剤性脱毛症の特徴

  • 薬剤投与数週間~数カ月後から速いスピードで脱毛します。
  • 最終的には頭部全体の髪の毛が脱毛します。
  • 薬剤投与終了後、数カ月後から再生します。
  • 薬剤投与中の改善方法はありません。

薬剤性脱毛症の原因

(1)抗がん剤、C型肝炎等の治療薬投与による副作用

  • お電話でのお問い合せ

    専門カウンセラーがお悩みにお答えします。
    受付 平日11:00~20:00 土日祝10:00~19:00
    (完全予約制)
    年中無休で受付けております。携帯からも可能!

  • インターネットでのお問い合せ

    専門のカウンセラーが親切丁寧に対応いたします。お気軽にご相談ください。

    無料メール相談
    診療・カウンセリング予約

東京エリアで治療をご希望の方はこちら

青山セレスクリニック 青山院

フリーダイヤル 0120-010-099

〒107-0061
東京都港区北青山2-7-26
ヒューリック外苑前ビル 7F
(旧フジビル28)

埼玉エリアで治療をご希望の方はこちら

青山セレスクリニック 川口院

フリーダイヤル 0120-010-099

〒332-0017
埼玉県川口市栄町3-5-1
川口ミツワビル 6F

千葉エリアで治療をご希望の方はこちら

船橋中央クリニック

フリーダイヤル 0120-118-242

〒273-0005
千葉県船橋市本町6-4-15
グラン大誠ビル 2F

このページのトップへ戻る